2021 年 版
秋の行楽シーズン到来ですが、今年はいつもと少し違って、<新型コロナウィルス感染症>(以降<コロナ感染症>)のリスクを敬遠して旅行を迷っている方も多いかもしれません。
特に海外旅行は感染拡大防止のため、渡航のハードルが高くなっているかもしれませんね。国内旅行も、治療中や治療を終えたばかりの方にとっては感染リスクが心配だと思います。ただ、ずっと家の中に籠っていることでストレスがたまってしまうという方もいるでしょう。そんな時は、近場で手軽に楽しめるプチ旅行に出かけてみませんか?
遠くに行かなくてもご自身が住んでいる地域や近郊にも思いがけない魅力的なスポットがあるかもしれません。家族や友達とキャンプも楽しいかもしれませんね。まずは情報を集めてみませんか? インターネットや旅行社にあるパンフレットで近場の情報を集めてみるもの気分がワクワクしてきます。ただし、一泊以上の旅行を計画する場合は念のために主治医にご相談することをお勧めします。どんなことに気を付けたらよいのか具体的に聞いておきましょう。
旅行先を決める上で、まず皆さんが心配されるのが<移動手段>ではないでしょうか? コロナ感染症予防対策として奨励されているのが、①3密(密閉・密室・密接)を避けること②マスクの着用、③手洗いです。
新幹線や飛行機、バスなど公共移動手段は換気や人との距離が近いうことで不安だと思われる方も多いと思います。新幹線や飛行機は意外に換気も徹底しているようですが、それでも不安であればマイカーでの移動を検討してみませんか。
自分のペースで移動できるのでのんびり気楽な旅を楽しめますね。家族やお友達とマイカーやレンタカーを借りて移動するのもよいかもしれません。
宿泊しなくてもお食事だけ、お風呂だけというサービスを実施している宿泊施設もたくさんあります。また、足湯につかって一息つくというのも気分をリフレッシュできるかもしれませんね。
宿泊される際は事前にどのようなコロナ感染症対策をとっているのか宿のホームページや電話で確認しておくと安心できるでしょう。食事のとり方、お風呂の混雑対策など、気になることは事前に確認しておきましょう。大浴場の洗い場に仕切りがあれば、コロナ感染症だけでなく手術の傷痕などを気にしないで済むので、よりリラックスできるかもしれないですね。
それでも心配な方は、ちょっと贅沢に露天風呂付のお部屋を予約してみてはいかがでしょう?
近場の旅行であっても、下記のようにコロナ感染症対策グッズを持参することも忘れないようにしましょう。
● マスク(予備も忘れずに)
● 手・指の消毒用のジェルやアルコールティッシュなど
● 体温計(毎日検温しましょう)
● 保険証やお薬手帳(体調を崩した際にあると安心です)
マスクをしていると忘れがちになるのが日焼け止めです。マスクの跡が残らないよう日焼け対策はしっかりしましょう。また、万が一に備えて旅行中に立ち寄った場所などを記録しておくこともお勧めします。
久しぶりの家族や友達との旅、つい大きな声でお喋りしたり、騒いだりしたくなるかもしれませんが、マスク着用、人との距離をとるなど最低限のマナーを守りながら楽しみたいですね。また、体調が少しでも悪く感じたり違和感があった場合などは、旅行を見合わせるのも大切なことです。
それでもまだ不安だという方は、もう少し様子が落ち着くまで待ってみるのもよいでしょう。それまでに行きたいところをたくさんピックアップして、楽しい旅を頭の中で想像していきましょう。安心して旅行できる日がきっと訪れます! Bon Voyage!
▼ 参考:新しい旅のエチケット
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001349264.pdf
※新型コロナウィルス感染症の状況は日々変わっています。本コラム執筆時の状況とは異なる可能性がありますので、最新の情報を確認し、安心・安全を最優先した旅をしましょう。
※本コラムコーナーでは「ピンクリボンのお宿」冊子に過去掲載したコラムを再編集し、ご紹介しています。
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